日頃は、弊社の事業に多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございます。
6月1日から当社第41期が始まりました。また、私が藤政工業に入社して7月31日で丸30年になります。30年は長い年月ではありますが、あっという間の30年でもありました。31年目も益々、事業に邁進する覚悟ですので、どうぞよろしくお願い致します。
【追悼】 昨日の夕方、D.H.大阪本店協力会事務局から電話が入りました。私の前任の連合会安全衛生環境部会部会長 脇坂 勝幸さんが、26日の夜に亡くなったという訃報でした。70歳でした。思えば、2011年3月の大雪の日に、「脇坂ゆうモンやけど。ジブン、4月から連合会に出てきてもろて、オレと一緒に安全部会やることになったで。よろしく頼むわ。」という知らない人からの電話から、私の連合会安全部会活動が始まりました。数年前に肺癌を患われましたが不死鳥のように甦り、宮崎工務店の事業承継も無事に済ませ、山の上に建てた庵で、尺八を作っては、完成品を友人知人に配るという、悠々自適な老後を過ごしていたはずでした。ダンディでみんなに愛され、ワイルドにハーレーダビッドソンを乗り回して気持ちよく遊んでいたはずでしたが、何も言わずにさらりとこの世を去ってしまいました。もう仕事はしていないので、大阪に行けばいつでも会える、電話をすればいつでも話せると思っていたんですが、もう二度と会うことも話すことも出来なくなってしまいました。最後までかっこいい先輩でした。脇坂さんとの思い出は楽しい思いでしか残ってません。これからは空の上から私達を見守って下さい。謹んでご冥福をお祈りします。合掌。
亡くなった父の血なのかもしれませんが、私は、「今まで誰もやったことがない事」や、「誰もができっこないと思う事」に挑戦するのが意外と好きです。「前例踏襲」が大事な時もありますが、どちらかというと「前例」という枠からはみ出て何かをやる時が、とても楽しいです。「前例」に則って行動する時は、「前例」が一つの行動基準になりますが、「前例」という枠からはみ出て行動する時には「前例」という基準が使えません。その時に行動基準にするものは、「本質」です。ものごとの「本質」はどこにあるのか?やろうとしている事の「本質」は何なのかということがはっきり掴めていないと、行動がブレてきます。但し、「ブレる」と、「試行錯誤」は違います。「ブレる」と「朝令暮改」も似てるようで違います。目的地に到着することが、やろうとしていることの本質であるならば、歩いたり、バスに乗ったり、電車に乗り換えたりしながら目的地に向かっている行動は、途中で移動手段を変えながら目的地に向かっているのですから、ブレているわけではありません。今期も「本質」をしっかり見極めながらしっかりと事業に向き合っていきたいと思います。
「仕事は明るく楽しく真剣に」来月もどうぞよろしくお願い致します。
株式会社 藤政工業
代表取締役 藤代政宗