T-MESSAGE VOL.35

日頃は、弊社の事業に多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 

寒さが厳しい季節になりましたが、皆様、お変わりありませんでしょうか?

今年は元旦から、能登半島を震源とする震災が発生し、14年前の東日本大震災の悪夢が思い出されました。天災は、いつ起きてもおかしくないと分かってはいましたが、まさか正月元旦に地震が起きて、おめでたい雰囲気や家族だんらんの空気を引き裂き、今まで一緒にいた最愛の家族と死別することになるなど、この世の誰も想像できなった悲劇となりました。翌日には、羽田空港で航空機同士の衝突により海上保安庁の職員5名が殉職されました。 聞けば、前日の地震の被災者を救助する為に、被災地に向かおうとしていたとのこと。

死と直面している人々を救う為に行動している人達が、不慮の事故で亡くなるなんて、運命とはいえ、この世で生きていくという事はなんて苛烈なことなんだろうと思わずにはいられませんでした。しかし私たちは今、生きています。生きている者は、亡くなった者が残してくれた教訓を生かさなければならない責任があると私は思います。では、年初におきた2件の出来事から何を学ぶのか? 私が感じたことは、当たり前すぎることですが、

「一寸先は闇」ということです。私達 建設業界は、常に工期・工程という「時間枠」と向き合って仕事をしています。将来迎えるであろう、「ある時間枠」をスムーズに送る為に、事前に計画を立てていきます。弊社の日々の工事予定は、5月初旬まで計画されていますし、今日の午前中に出席した原寸検査の鉄骨建方開始日7月1日です。みんな将来(未来)の為に考え、動いています。でも「一寸先は闇」です。人生、何が起こるか分かりません。

だから、「今を大切に生きる」ということが大事になってきます。若い人達は、「今を生きる」というと、今さえよければいいんだと、考えてしまうかもしれませんが、そうではありません。後悔のない生き方をするという言葉が近いかもしれません。「失敗しない生き方」ではなく、「後悔しない生き方」です。これは老若男女問わず、大事なことだと思います。

 

昨年は当社の内外を問わず、大きな転換期だったように思いますが、今までの仕事の進め方を見直すいい機会だと思ってます。今年に入ってからの私は、今までとは違う人と会い、違う商流の仕事を手掛け、違う舞台への扉を開けようとしています。その歩みは決して早くはありませんが、現場の言葉で言うところの、「目ぇ一杯」、やってます。「出力MAX」です。「一寸先は闇」だから、「後悔しない」為に、「出力MAX」で、「今を大切に生き」てます。

「仕事は明るく楽しく真剣に」本年もどうぞよろしくお願い致します。

株式会社 藤政工業

                                                                                                        代表取締役 藤代政宗

採用情報掲載中 中途採用もご応募ください