日頃は、弊社の事業に多大なるご協力を賜り、誠にありがとうございます。
皆様ご承知の事とは存じますが、7月8日に安倍元首相が銃撃され命を落としました。
様々な方が賛否両論の評価をされてはおりますが、まずはご冥福をお祈りしたいと思います。
そして、2月24日にロシアがウクライナに侵攻したことも衝撃的でしたが、又もや衝撃的な出来事が現代日本で起きたことに、非常に驚いております。
警備の不手際であるとか、犯人の生い立ちや特定の宗教団体の実態、更には安倍政治の功罪から国葬まで、連日報道されておりますが、この事件について、皆様はどのようにお感じになられたでしょうか?
そして私たち経営者はこの事件から何を学ぶべきなのでしょうか?
例えば、警備の不手際のことで考えますと、長野で応援演説を行う予定を奈良に変更したのは前日の夕方だったと言われています。
つまり、「明日の予定が前日の夕方に変更される」という事で、私たちの手配業務の中では非常によくある事象です。
また、変更になった理由についても、長野で応援する予定だった候補者が女性問題をデジタル版週刊誌で取り上げられた不祥事があった為だという事ですが、これも「ある現場担当が何らかのトラブルを起こした為に、急遽変更せざるを得なかった」というケースを想像してみれば、これも私たちにとって(あまりあって欲しくはないですが)よくある事だと思います。
加えて、街頭演説を行う超VIPの警護の準備が前日の夕方から当日の朝までに十分にできるものなのか?とう点についても、急遽、別現場、別作業に就くことになった作業員(又は関係下請負業者の作業員)に十分な作業内容や注意事項事の説明、いわゆる「送り出し教育を短かい時間の中でできているか?」という事に置き換えれば、これも全く私たちの業務に通じるところであります。
このように考えると、事の大小は違えど、やっている事が同じである以上、抱えているリスクの本質は同じだという事になります。
コロナによるパンデミックも、欧州で起きた戦争も、一国の元総理の暗殺も、私にとって全く想定外のことでしたが、想定外の事が起きるのがこの世の中なのだと、改めて思い知らされた気がします。
経営的に考えるならば、「あらゆることを想定して準備をする」ということですね。どこにどんな危険が潜んでいるのか?その危険への対策はどのように行うのか?その為の事前の準備は十分できているのか?これらを毎日検証する。
おっと、現場では毎朝やっていましたね。「KY活動」で!
いつでも課題は山積みではありますが、現場も経営も「危険予知」で災いを未然に防ぎましょう!
「仕事は明るく、楽しく、真剣に!」来月も、どうぞよろしくお願い致します。
株式会社 藤政工業
代表取締役 藤代政宗